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自賠責保険が切れた車の廃車手続きは?

日本ではすべての自動車に対して、自賠責保険の加入が義務付けられています。しかし、うっかりして自賠責保険の期間が切れてしまった自動車を廃車にする場合、どのような手続きを取ればよいのでしょうか。こちらでは、その方法をご紹介していきます。

自賠責保険の考え方

自賠責保険とは、自動車損害賠償責任保険の略で、日本では自動車と原動機付自転車の所有者と運転者に対して、加入が義務付けられている保険です。加入が義務であることから、強制保険と呼ばれることもあります。

自賠責保険の第一の目的は、交通事故の被害者救済です。この保険が定着したおかげで、交通事故の被害者は加害者に賠償金を支払う能力がない場合にも、一定の賠償金が受け取れるようになり、泣き寝入りをするケースが減りました。

軽自動車の廃車手続きを行う場所と、必要な書類

軽自動車の登録手続きは、「軽自動車検査協会」で行います。解体返納(廃車)の手続きも、管轄の軽自動車検査協会で行いましょう。ナンバープレートに記されている地名によって主管する事務所がわかれていますので、注意が必要です。

自賠責保険の賠償金 支払限度額(加害車両1台につき)
死亡 3,000万円
ケガ 120万円
後遺障害 75~3,000万円(程度による)
常に介護が必要な場合は4,000万円

ただし、保険の性格から保証内容は対人賠償に限られています。事故の加害者に対しては、たとえケガをしていても賠償金が支払われることはなく、破損した自動車や器物に対しての補償もありません。事故の内容によっては、金額的にも不十分なケースがあるでしょう。そこを補うのが、任意加入の自動車保険となります。安心して自動車に乗るためには、この双方の自動車保険を上手に活用することが必要になります。

自賠責保険が切れた車の廃車手続きは、解体業者を活用

自賠責保険は強制加入なので、入っていない状態で公道を走ると、警察の取り締まり対象となります。もしも捕まってしまうと、6点の減点です。自賠責保険の期間は車検の期間より1か月先まで設定されているので、普通に考えれば車検も切れている状態となり、合わせて12点の減点となるので90日の免停となります。ほかに1つでも違反事項があれば、即免許取り消しとなる重大な違反事項です。刑事罰も科せられるので、決して乗らないようにしましょう。

自賠責保険の切れた車の廃車手続きには、大きくわけて次の2つの方法があります。

  • ・解体業者に連絡してレッカーもしくは陸送
  • ・仮ナンバー取得+自賠責加入後、陸運支局もしくは解体業者に車両を持ち込んで自分で廃車手続き

このうちおすすめなのは、解体業者の利用です。陸送やレッカーには費用がかかります。目安としてはお車の移動に2万円程度かかることが多く、場合によってはそれよりも大きな負担がかかることもあります。ただし、解体した車を買い取ることで、お車のパーツや素材を生かし、その費用を相殺します。それによってお客様には、あまり大きな負担が発生しません。場合によっては、買取費用の支払いを受けることができます。

パーツなどの買取費用は劣化が少ないほど高くなる傾向にあるため、乗っていない車があれば、できるだけ早く相談してください。「ボロボロだから」といって遠慮される方もいらっしゃいますが、鉄部や樹脂には素材としての価値もあるため、その心配も無用です。

自分で車両を持ち込み、廃車手続きする場合

自賠責保険が切れた車をご自分で陸運支局や解体業者に持ち込み、廃車手続きを行う場合、若干面倒な手続きが必要になります。

まず、保険会社で自賠責保険の再加入手続きを行います。自賠責保険は1週間程度の短期の加入が可能なので、廃車にする場合は保険料に無駄が出ないよう、期間をできるだけ短期に設定しておきましょう。その後、最寄りの役所に行って仮ナンバーの交付を申請します。仮ナンバーは目的を明示して交付を受けるナンバーで、最長でも5日間しか使用できません。交付を受けたら、速やかに手続きを行います。

公道で自賠責保険に加入していない車に乗ってはいけないため、自賠責保険に加入していなければ、仮ナンバーの申請はできません。手数料として、金額は役所によって異なるようですが、収入印紙(600~700円程度)の購入を求められます。

仮ナンバーをつけた状態で、管轄の陸運支局(普通車の場合)もしくは解体業者に車両を持ち込み、廃車の手続きを行いましょう。このとき用意する書類は、通常の永久抹消登録や解体返納の場合に用意する書類とかわりません。手続き後は役所に仮ナンバーを返します。

仮ナンバーの交付に必要な手数料は、微々たるものです。そのため、ご自分で持ち込みをするとレッカーや陸送にかかる費用が節約できるかもしれません。ただ、そうすると自賠責保険の加入手続きや役所での手続きが加わります。仮ナンバーは返納も必要なので、往復の時間も考えれば、ロスが大きいのではないでしょうか。

陸送やレッカーの料金は距離に比例するので、自宅から近い解体業者を選べば有利ですし、車両を高く買い取ってくれる業者なら逆に費用が返ってくる可能性もあります。自賠責保険の切れた車両の廃車は、専門の業者に引き取りを依頼するようおすすめします。

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